cinema staff - うちから滲み出る”エモ”という音楽に対する熱や、愛 -

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所沢航空記念公園の澄み切った空気の中に、ギターのフィードバックがゆるやかに伸びやかに響く。
tieemoフェス2日目のトップバッターを務めるのはcinema staff。
美しいメロディと高い演奏力による激しいライブがこのバンドの持ち味である。
ライブの始まりを告げる1曲目”望郷”が会場全体を徐々に包んでいく。

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自己紹介を経て、曲は後半に向けて熱量をどんどんと高めていく。
曲の途中でギターを高く天に掲げ、今日という日の喜びを身体全体で表していたGt.の辻と共に、観客のテンションもそれに乗じて高まっていき、その熱量を維持したまま”great escape”へと突入していく。
掻き鳴らされる激情的なイントロに観客からも歓声があがり、早くも2日目のライブのハイライトの1つとなった。
この日は気温が低く息も白かったが、彼らの熱いパフォーマンスにより会場は熱気に包まれていった。

IMG_2318IMG_2402Vo.飯田の「…こんば…おはようございます」という緊張した面持ちの言葉で始まったMCでは、当フェスの主催者への感謝や、メンバー達のThe Get Up Kidsへの思いなどを語っていた。
自分たちが青春時代を過ごした思い出のバンドと共演を果たせるということに対する並々ならない熱さをVo.の飯田とBa.の三島が述べた後、最後のブロックへとライブは進んでいく。
最後のブロックは、幽玄なアルペジオから静かに始まっていった。
今日のセトリの中では一番落ち着いた曲であり、Vo.飯田の優しい歌声の良さがひと際目立つ一曲である。
後半に向け劇的に曲は進行していき、それにつれて演奏する彼らから放たれる熱気もすさまじいものとなっていった。

IMG_7320IMG_2437この時天候は曇りだったのだが、彼らの演奏が進んでいくにつれ徐々に天候が良くなっていき、最後の曲では、空から曇りとは思えないほどの光が洩れて、辺りがひと際明るくなったように感じられた。
それも相まって彼らのパフォーマンスがより感動的に演出されていた。
彼らが当野外フェスにおいて天候さえも味方につけたのは、彼らのうちから滲み出る”エモ”という音楽に対する熱や、愛のなせる業だったにちがいない。
朝一番のトップバッターにふさわしい目の覚めるような熱狂的なライブであった。

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-set list-
望郷
great escape
想像力
KARAKURI in the skywalkers
発端
いらないもの

 

photo : 小坂淳  writer : @Amechang1224

 

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