BIGMAMA – 木枯らしが吹き、航空公園の落ち葉が一斉に舞い散る -

まま1枚目BIGMAMAを、この至近距離でじっくり落ち着いて観られる機会は二度とないかもしれない。
“エモ”いと評されるBIGMAMAのキッズ達は時にそれをライブ行為として表現する。
当フェスではそのような行為が禁止とされていたため非常に落ち着いた客層だったが、逆にそれが今回は吉と出た。
金井(vo)の甘い声から始まる「the cookie crumbles」でライブスタート。

まま2枚目ギターのディレイ音が鳴り響き「paper-craft」が続く。
1st、2ndの1曲目であるこの曲たちを演奏するのは珍しいことではないものの、頭に持ってきたのはThe Get Up Kidsに対する彼らなりの敬意とも取れるか。
「荒狂曲”シンセカイ”」では東出(Vio)が勇ましくヴァイオリンを奏でる。

まま3枚目まま4枚目中盤は金井が真っ白のアコギに持ち替えて演奏したのだが、これがかなり聞き入ってしまった。
「君想う、故に我在り」では奇跡的なタイミングで木枯らしが吹き、航空公園の落ち葉が一斉に舞い散るというシチュエーションも絶妙な自然現象に身震いしそうになる。

まま7の4まま8の2
航空公園は昔遠足で来た場所で、高校時代にはずっとThe Get Up Kidsを聞いていたという金井。
この場所でこのフェスをやる意味は、彼らにとってもまた大きな意義がある。
東出が屈託のない笑顔でバンド名の大きく書かれたタオルをかかげ、「until the blouse is buttoned up」の大合唱。
最後は「alongside」で金井と柿沼(Gt)が見事なコーラスの掛け合いを披露し、幕を閉じた。

まま7まま8枚目まま9枚目金井は当フェスにおけるインタビュー時に、“エモ”の印象に対して切なさや儚さといった言葉を挙げている。
あの舞い散った木の葉は儚さそのものだったし、それを吹かせてしまう彼らはやはり“エモ”い。
普段は汗まみれになってライブを楽しむことが多いBIGMAMAだが、渾身の数十分に新たな楽しみ方を見つけてしまい、完全に魅せられてしまった。

まま10枚目

 

-set list-
the cookie crumbles
Paper-craft
荒狂曲”シンセカイ”
君想う故に、我在り
until the blouse is buttoned up
alongside

 

 

photo : 小坂淳  writer :  @hiso_yaka

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