the band apart – 最高に鮮やかな色のタスキを、フィナーレを飾る“The Get Up Kids”へと

バンアパ角丸

いよいよtieemoも佳境。
懸念されていた悪天候は何処へやら、柔らかい西日に包まれた会場に心地よい秋の清風が吹き抜ける、最高に快適な時間帯を迎える。
期待値の高さからフロントエリアをぎっしりと埋め尽くしたオーディエンスに迎え入れられ、ハンドメイドなステージに姿を現したthe band apartの面々から放たれた序曲は”FUEL”。

バンアパ2枚目バンアパ3枚目矢継ぎ早に”cerastone song”のイントロが奏でられた瞬間、推測ではあるが、
フェスの企画者や参加者にとって一層思い入れが強いであろう彼らの1st、2ndアルバムの曲が多くを占める「tieemo仕様のセットリスト」であることを予感させるとともに、
そこに集った人々の00年代の思い出さえも汲み取る、何とも粋な立ち上がりである。

バンアパ4枚目バンアパ5枚目その後も「フードエリアのチキンが歯に挟まった」という旨の原(Ba&Cho)のMCに象徴されるように、
一貫してラフな姿勢を保ちながらも、卓越した個々の演奏力を武器に、重厚なアンサンブルを響かせ、会場の多幸感を増幅させていく。
実にピースフルなひと時だ。

バンアパ6枚目バンアパ7枚目豊富なジャンルの音楽をルーツとリスペクトの対象としているであろう彼らの楽曲も、
航空公園に舞う落葉に演出されたステージングとなったこの日だけは、軽快さと表裏一体の寂寥感や哀愁を感じるエモと呼びたい。

バンアパ最後
初期衝動と人の繋がりさえあれば、彼らが日頃活躍するステージや、その先の未来までも地続き。
そう思わせてくれたバンアパの熱のこもったアクトは、フィナーレのThe Get Up Kidsに最高に鮮やかな色のタスキを渡した。



-set list-
FUEL
cerastone song
ノード
Higher
Eric.W
夜の向こうへ
I Love You Wasted Junks and Greens

 

 

photo : 小坂淳  writer :  @itter43

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